鹿児島4泊5日の旅行記です。
期間:2018年7月8日(日)〜7月12日(木)
1日目。
奄美大島の観光を終え、JAL3738便にて鹿児島へ出発。
19時過ぎのフライトだったため、ちょうど綺麗な夕日が見えました。
鹿児島空港到着。本日の宿は空港前のかごしま空港ホテル。
無料送迎があるので楽チン。
披露宴会場もあるぐらいのホテルなので、対応も良かったです。
フロントでは桜島の火山灰がサービスが。記念に頂きました。
夕食もホテルのレストランで。すでに夜の21時過ぎでしたがお客さんも多かったです。
西郷さんつながりで龍馬丼を頂き、今日は就寝。
2日目。
ホテルの朝食。鶏飯もありました。
今日は鹿児島市内へ。一度、鹿児島空港まで送迎後、市内行きのシャトルバスで繁華街の天文館へ。
大人片道1,250円。約45分程で到着しました。
今日のお宿はマイステイズ天文館。部屋は狭いですが館内は新しく、繁華街に近くて便利です。
荷物を預けて天文館へGO。
天文館のアーケードは屋根付きで快適。思っていたよりもかなり大きいアーケードでした。
天文館のスターバックスは西郷さんらしき人物が!
お昼は白熊かき氷が有名な「むじゃき」へ。
白熊かき氷はスタンダード味以外にも種類豊富。
ドンっ!!
でかいです。スタンダードな白熊と、チョコレート味の白熊にしてみました。
やっぱりスタンダードの白熊が美味しいですね。食べ終わる頃には震えるほど体が冷えて寒いです。。
ちなみに別の席には白熊さんが!
予約すると待っててくれるみたいですね。健気でかわいい〜。
お次は桜島がよく見える城山展望台へ。観光スポットを循環している「カゴシマシティビューバス」で向かいます。
ちなみに「まち巡りバス」という循環バスも別会社ですが、だいたい同じルートを走っているようです。
バス停から展望台へは土産店などを通り少し歩きます。
おぉ〜これが桜島。煙でモヤっています…。夏の時期はこちら側に煙が流れてくるそうです。
日陰が涼しいのでしばし休憩。その間にも煙はもくもくやってきます。なんだか息苦しいような…。
こんなにしょっちゅう噴火している山が目の前にあるのに、普通に生活しているのがすごいですよね。
隣のバス停には西郷さんの洞窟がありました。
亡くなる前の5日間を籠もった場所なのだそう。
シティビューバスに乗りホテルへと戻ります。循環バスは一方通行なので天文館へ戻るのに少し時間がかかりました。
天文館へ戻り夕食。ホテル隣のトンカツ店へ。
上ロースとヒレカツ定食、各々2,000円。分厚いとんかつですごいボリューム。ジューシーで美味しかったですが、お腹パンパンで苦しい〜。
ホテルに戻り、ゆっくり就寝。
3日目。
今日は桜島を回るので、バス・路面電車・フェリーで使えるフリーパス「キュート2日券」を購入。
天文館エリアでこのフリーパスを買う場合は、「天まちサロン」という案内所が便利です。ただ開店時間が10時と遅めなので注意。
路面電車でフェリーターミナルへ向かいます。
「水族館口」駅で下車し、徒歩約7分ほどでフェリーターミナルへ到着。
桜島まではフェリーで片道15分。しかも24時間運行というから驚きです。
今回は「よりみちクルーズ」という錦江湾を50分かけて桜島へ渡るプチクルーズを利用しました。
通常「よりみちクルーズ」は500円かかりますが、フリーパスの「キュート」に料金が含まれているのでお得です。
乗船前に窓口でチケットの引き換えが必要となります。
続々と船が往来していきます。ピンク色のフェリーは新しい船体。
新しいフェリーはバリアフリーに対応しているようです。
我々の乗る船はチェリークイーン。なかなかの先輩船です。
最上階はデッキになっており、ほとんどの方がここで過ごしていました。
午前11時、桜島を眺めつつ出発です。
近くを通るスピードボートや小島を眺めながら、あっという間に桜島フェリーターミナルが近づいてきました。
定刻の11時50分、桜島へ到着です。
桜島フェリーターミナルはとっても綺麗。最近新しくなったそうです。
おしゃれなカフェもありました。
続いて12時15分出発の桜島周遊バスに乗り込みます。平日ですがなかなかの混みっぷり。海外の方も多い印象。
サクラジマアイランドビューは、桜島の主要観光ポイントを1時間で廻るお手軽バス。フリーパスの「キュート」に料金が含まれています。
効率良く廻れる一方、観光スポットの滞在はバスの停車時間5分〜10分の間で済ますことになるのでやや忙しい印象。
まずは最初のスポット、烏島展望所。停車時間は4分です。
もともと沖合にあった無人島の烏島は、1914年の桜島噴火で流れ出した溶岩に島ごと埋もれてしまったそうです。
あまりじっくり見る時間はありません。
急いでバスに戻ります。
バス乗り場でくつろぐ猫たち。
次に下車したのは赤水展望広場。
こちらは以前歌手の長渕剛がライブを行った場所で、記念のモニュメントが設置されています。
同じポーズで写真を取るのが定番のよう。
こちらの停車時間も6分と短め。みんなそそくさとバスに戻ります。
最後にメインスポットの湯ノ平展望所。桜島の4合目に位置し、一般の人が立ち入りできる最高地点の場所です。
噴煙で山頂の方は見えません。
鹿児島市内の眺望も、煙でぼんやりとしか見ることができませんでした。
湯之平展望所の停車時間は13分。あっという間に見学終了で桜島フェリーターミナルへと戻ります。
フェリーターミナルのカフェでひと休み。
この後は、別の桜島観光スポットを巡る14時半からの定期観光ツアーに参加します。ツアーのチケットは、桜島フェリーターミナルの1階窓口で購入できました。
こちらが定期観光バス。もともと鹿児島中央駅を出発し市内を観光しながら桜島へ立ち寄る観光バスですが、桜島からも途中参加できます。
桜島港発着で大人1,800円。バスガイドさんが付いているのでじっくり桜島について知ることができます。
メインの観光スポットで下車できるのは湯之平展望所・ 黒神埋没鳥居・ 旅の里・ 有村溶岩展望所です。
再び、湯之平展望所へ。幾分晴れ間が出てきました。
やはりバスガイドさんが付いているのは良いですね。さらにバスも確実に座れるので快適です。
先ほどのサクラジマアイランドビューバスは混んでいて座れませんでした。
桜島のお墓は立派な屋根付き。降灰が被ってしまうのを防いでいるそうです。
こちらは桜島名産の小みかん。1つの木に多いもので2万個以上の身をつけるというから驚き。
食べてみたいですね〜。
ガジュマルのように幹が何本も入り組んでいるアコウの木。だいぶ道路にせり出しています。南国っぽい。
錦江湾ではカンパチの養殖も盛んだそうで、お魚好きには嬉しい限り。
さらに野生のイルカが泳いでいることもあるんだとか。今回は残念ながらお目にかかれませんでした。
そうこうしていると、急に右側に噴火口の姿が!
ぽっかり丸い口から煙がもくもく出ています。噴火口が見えるなんてすごい〜!
興奮しているうちに次のスポット、黒神埋没鳥居に到着。
1914年の噴火の際、軽石や火山灰で1日でこの状態になってしまったんだとか。あえてこの姿を残しているのが良いですね。凄まじい噴火を物語っています。
その後は休憩兼、お土産やさんの旅の里へ立ち寄り。おじいちゃんから桜島の噴火の歴史説明。おばあちゃんからのさくら大根などお土産のおすすめがあります。さくら大根は以前47kgのものが取れたそうです。漬物も美味しそうでした。
旅の里のお庭を散策。
噴火口がくっきり。少し不安になるぐらい距離が近く感じます。
この距離に普通に住んでいるというのがすごいです。何気に桜島の人口は5,000人も居るんですよね。
お店の方に見送られ、最後のスポットへ。
有村溶岩展望所はキレイに整備されていました。
桜島のシルエットもくっきり。山頂まで見えます。
遊歩道になっており奥まで行けるようでしたが、そこまでの時間はないため手前を散策。
桜島の全景を見ることができて良かったです。これにて桜島フェリーターミナルへ戻ります。
定期観光バスはガイドさんもプロフェッショナルで説明も分かりやすく参加して良かったです。せっかくなら1発ぐらいねぇ〜と何故か噴火を煽っていて面白かったです。地元の方は少しぐらいの噴火は慣れっこなんでしょうね。
桜島港に戻ってからは、本来最初に行くべきであろうビジターセンターにちょっと立ち寄り。
ギネス認定の桜島大根の大きさ!
やはり最初にここで予習してから観光した方がベストですよね〜。
ビジターセンター近くの桜島溶岩なぎさ公園には足湯が設置されていました。のんびりして良い感じです。
猫さんたちものんびりお昼寝。
地元(?)の猫好き男子も集っていて非常に和みました。
最後に道の駅に立ち寄り、閉店ギリギリでしたが名産の小みかんソフトを食べることができました。
さっぱり味。間に合って良かった〜。
丸一日たっぷり観光した桜島ともお別れ。
ちょうど夕焼けの時刻でした。桜島、良いところでしたね。
鹿児島フェリーターミナルから歩いてドルフィンポートというショッピングモールにやって来ました。もうお腹ペコペコです。
こちらの回転寿司店めっけもんは鹿児島グルメでトリップアドバイザー1位!期待が高まります。
地魚も良いですね〜。
これは美味しい!全てハズレなしです。
お店も活気があって店員さんの接客も素晴らしかったです。1位は嘘ではないようですね。
お魚や海老の頭の部分は唐揚げにしてくれるサービスもありました。
これまた美味しい。骨まで全部食べられました。
大満足でした〜。めっけもん、オススメです。ホテルまで歩いて帰り就寝。
4日目。
今日もフリーパスチケット「キュート」を使います。路面電車でかごしま維新館へ。加治屋町で下車します。
大久保利通像。
この維新ふるさとの道を進むと、鹿児島市維新ふるさと館に到着します。
木陰は涼しくて気持ちいい。
お散歩にもちょうど良い通りでした。
大久保利通生誕の地もあります。
近くには西郷隆盛の生誕地も。ご近所さんだったんですね〜。
維新ふるさと館は館内も新しく、じっくりみるとかなり時間を要する展示内容でした。体感ホールも面白かったです。
再び路面電車で天文館へ戻ります。
お昼はとんかつの黒福多へ。たまたま入れましたが、人気店のようなのでタイミングによっては待つ可能性もありそうです。
衣が黒いヒレカツ定食。お肉柔らか〜。旨みもたっぷりですがしつこくなく美味しかったです。
こちらは黒豚しゃぶしゃぶ。昼から贅沢ですね。
いよいよ旅も残すところ仙厳園のみ。シティビューバスで向かいます。
天文館からは約40分で到着しました。
旧島津家の別邸。とてもキレイに維持されています。
入ってすぐの場所には反射炉跡も。
島津家の家紋ですね。
こちらの錫門は大河ドラマの撮影にも使用されたようです。
桜島がキレイに見えますね。いい場所です。
こちらの大きな灯篭は、日本初のガス灯だとブラタモリで見ました。
磯御殿の邸内も見学。
当時の様子が再現されています。
中庭は池があり贅沢な造りですね。
邸内から眺める桜島はまた格別です。
磯御殿を出て、さらに奥にも庭園は続いていました。
一番奥の場所からは桜島がより近く見ることができます。
この日の桜島は右側から煙が出ていました。写真などでよく見る形ですね。
お土産店で小休憩。
鹿児島名物ぢゃんぼ餅を頂きます。つるっとした白玉だんごではなく、ざらっとしたお餅でなんだか懐かしい味わい。冷たいお茶もいただけます。
仙巌園、とても素敵でした。
お隣の尚古集成館と別館も見学。館内は撮影禁止でした。
さらにお隣の薩摩ガラス工芸では、薩摩切子の制作過程を間近で見学することができました。
釜の熱を感じるものすごい暑さのなか作業されていました。すごい…。
薩摩切子でいただく焼酎は美味しそうです。しかし気軽に買えるお値段ではないですね。いつか欲しいなぁ。
最後の観光も終え天文館へ戻ります。夕食は吹上庵の黒豚そば。柚子胡椒がトッピングされ、さっぱりして美味しかったです。
今日のお宿は空港方面のホテル京セラ。鹿児島駅から電車で約45分。
20時過ぎでしたが割と混雑しており座れず、最後の方で少しだけ座れました。駅からはタクシーでワンメーター。ようやく着きました〜疲れた。
大きな吹き抜けが特徴のホテル。中央はチャペルになっています。
部屋数も多いですが、キレイで快適なホテルでした。ビジネス利用も多そうです。
5日目。
部屋からは遠くに桜島の姿も拝めました。
朝食バイキング。霧島のお茶がたくさん置いてあり良かったです。ハンディーティーメーカーが便利。
バスで鹿児島空港へ。ホテル前からシャトルバスが出ているので便利でした。
約20分で空港に到着。鹿児島ともお別れです。
西郷さんラベルのビールとカツサンドの空弁。
鹿児島はとても良いところですっかり気に入ってしまいました。ぜひまた来たいです。次回は知覧や指宿にも足を伸ばしてみたいですね。