台風の与論島 4泊5日 旅行記

与論島の大金久海岸

与論島4泊5日の旅行記です。

梅雨明けした沖縄から与論島へ出発。
なんとフライト前日に沖縄近くで台風発生というニュースが。

期間 2018年6月30日(土)〜7月4日(水)

与論島 Yoron Island

与論島の大金久海岸

与論島は人口約5千人。40分もあれば車で1周できてしまう小さな島です。

宿を予約をしたのが1ヶ月前だったため連泊が難しく、宿を変えながらの旅になりました。
レンタカーは天気次第で現地で申し込む予定に。

宿泊場所・行程

1日目:イチョーキヴィラ
2日目:プリシアリゾートヨロン
3日目:竹丸荘
4日目:竹丸荘
5日目:最終日

与論島の交通

与論島の交通は島を一周する町内バスが走っていますが、本数が少なく空港やビーチを通るルートになっていません。
レンタカー、タクシー、レンタルバイク、自転車のいずれか必須となります。
実際、自転車の方も見かけましたが割と高低差もあるのでレンタカーがほとんどの印象。軽自動車で十分です。

1日目

与論空港

幸運なことに欠航も遅延もせず、定刻出発・定刻到着でした。
与論空港はこじんまりとしています。沖縄の離島に来ている感覚ですが、鹿児島県です。

与論島のイチョーキ・ヴィラ

本日お世話になるイチョーキヴィラさん。送迎して頂けます。
空港から近いのですぐに到着。2016年築なので綺麗です。

与論島のイチョーキ・ヴィラ

コテージ風の内装で1棟に2部屋の造り。

与論島のイチョーキ・ヴィラ

部屋にミニキッチンも付いているので、自炊もできますね。

与論島のイチョーキ・ヴィラの室内

ベッドは長さがちょっと短め。背の高い人はまっすぐ足を伸ばせないかもしれません。

与論島のイチョーキ・ヴィラ

与論島のイチョーキ・ヴィラ

水周りも綺麗でウォシュレットも完備してます。

与論島のイチョーキ・ヴィラの施設

道路を挟んですぐのところに展望スペースも。曇っていても海が青いのが分かります。

与論島のイチョーキ・ヴィラの朝食

夕食のサービスはありませんが、朝食はつけることができました。

与論島の風景

街のメイン通りまでは徒歩10分ほど。ただ夜は真っ暗になるので、歩いて行けるのは明るいうちだけですね。

与論島の廃墟ホテル

道の途中にはホテルの跡地や廃墟ホテルがあり、なんとも寂しい雰囲気。

与論島

そのすぐ同じ並びにミコノス通りという、ギリシャのミコノス島を模したオブジェがあるのがなんともシュール。
あとで知りましたが、与論とミコノス島は姉妹都市らしいですね。

与論島の観光協会

すぐ先に与論島の観光協会がありました。青いワゴンが目印。

与論島の茶花地区

こちらが与論島のメインストリートです。超ローカル感。
明るいうちに宿に戻ります。

与論島のレストランの外観

イチョーキ・ヴィラの前に鉄板焼きのお洒落なお店もあります。時間が合わず行けなかったのですが、店構えからすると良さげなお店でした。行きたかった〜。

与論島のくねんぼ食堂の外観

近くのお店を調べると、1件気になるお店があったので電話で予約を入れ伺いました。
本当は満席だったそうですが、台風の影響で1組キャンセルが出たそう。

与論島くねんぼ食堂

てっきり居酒屋だと思っていたお店はお洒落な小料理屋さんでした。
出てくる料理も手がこんでいてレベルが高かったです。

与論島くねんぼ食堂のメニュー

くねんぼ食堂のメニュー(※クリックで拡大します)

くねんぼ食堂のメニュー(※クリックで拡大します)

くねんぼ食堂のメニュー(※クリックで拡大します)

メニューはありましたが、店主オススメの品を頂くことに。

与論島くねんぼ食堂

まずはオジサンというブダイの仲間のお造り。美しい姿に歓声をあげてしまいました。

与論島くねんぼ食堂の刺身

島ダコとカボチャの漬物、ゴーヤ酢。とりわけカボチャの漬物が美味しい。

与論島くねんぼ食堂

沖縄豚の塩焼。

与論島くねんぼ食堂

エラブチ辛子マヨネーズ焼き。

与論島くねんぼ食堂

余ったオジサン(魚ですよ)の頭はお味噌汁に。特大おにぎりの中身は郷土料理の豚みそ。

与論島くねんぼ食堂の外観

思いがけず素敵なお店に出会い大満足でした。プリシアリゾートの近くです。
早めに宿に戻りゆっくり。接近してくる台風情報を見ながら明日の予定をどうしようか悩みながら就寝。

2日目

与論島のイチョーキ・ヴィラの外観

起床すると風は強めですが意外にも晴れています。天気予報では午前中はなんとか晴れ間が持ちそうとのことで、レンタカーを借り島内を観光することに。南国レンタカーさん、当日の急なお願いでもすぐに手配して頂き助かりました。

まずは琴平神社、与論城跡(石垣のみ)、サザンクロスセンターの展望台へ。3つとも高台の同じ場所にあります。

与論島の琴平神社

琴平神社。

与論島の琴平神社からの眺め

琴平神社からは与論空港方面へ視界が開けていてナイスビュー。
強風で雲の動きが早い早い。白い波しぶき。台風が近づいている模様。。

与論城跡の石垣

与論城跡は石垣のみです。

与論島のサザンクロスセンターの展望台

サザンクロスセンターの最上階は展望台になっており、360度眺望を楽しめます。
お天気がよければ沖縄本島や、鹿児島の離島も見えるようです。写真は厳しかったですが、肉眼ではうっすら沖縄本島のようなシルエットが見えました。
下の階では昔の与論島の写真や、郷土資料なども展示されています。

与論島の大金久海岸

景色を楽しんだ後は、百合が浜への玄関口である大金久海岸へ。
海に近づくのは危ないかなと思いちらっと見るだけ寄ったのですが、予想を超える青くて綺麗な海にしばらく見とれてしまいました。

与論島の大金久海岸

与論島の大金久海岸

パンフレッドにはラムネ色と書いてありましたが、まさにラムネです。沖縄で見た海とはまた違った青色で楽しめました。
百合が浜は干潮の時間ではなかったため見えませんでした。

与論島の皆田海岸

お次は皆田海岸へ。お天気がイマイチでしたがリーフらしきものも見えました。遊泳はできないそうですが、お魚がいそうな雰囲気プンプン。

与論島の舵引き丘

舵引き丘へ。展望スペースがあり島内を一望できます。

与論島の舵引き丘の珊瑚の化石

珊瑚の化石が石垣のように残っており、はるか昔この島は海の中にあったのだと不思議な気持ちにさせられます。

ヨロン島ビレッジのレストランたら

ちょうどお昼になったので、鶏飯を食べに与論ヴィレッジへ。こちらは映画「メガネ」のロケ地で使われたそう。
ホテル内にあるレストランたら。お店の外観が可愛く素敵です。

ヨロン島ビレッジのレストランたらの鶏飯

鶏飯とモリンガペペロンチーノを注文。鶏飯は初めて食べましたが、だし汁をかけて食べるお茶づけスタイルなんですね。なかなか美味しかったです。

ヨロン島ビレッジのレストランたらのモリンガパスタ

モリンガはインド原産のスーパーフードだそうで、モリンガ麺は与論島で製造しているとのこと。
味はペペロンチーノですが、食感がパスタとうどんの中間のようでした。クセもなく体に良さそう。

与論港フェリーターミナルへの道

だんだん曇りだし、与論駅へ写真を撮りに向かいましたが高波で付近の道路が閉鎖されていました。

与論港フェリーターミナル

与論港のフェリーターミナルも波に飲まれ、ものすごい光景。恐ろしい。

与論島の海カフェ

レンタカーの返却まで少しあったので、道を戻りカフェへ立ち寄りました。
お洒落な「海カフェ」。メニューはドリンクとデザートのみです。

与論島の海カフェ

美味しそうなドリンクがあったので注文。ギリシャカフェフラッペ。ふんわりした泡がたっぷりのカフェオレ。
これ本当に美味しかったです。泡が濃密クリーミーで苦味と甘さのバランスもGOOD。また飲みたい〜。

与論島の海カフェの猫

敷地内を猫ちゃんがウロウロしてました。数匹いるようです。

A-COOPで買い出しして車を返却後、本日のお宿プリシアリゾートまで送迎して頂きました。

プリシアリゾートヨロンの外観

プリシアリゾートへ到着。なかなか年季が入ったホテルですね〜。2階だと螺旋階段なので大きい荷物がある場合は大変です。

プリシアリゾートヨロンのスタンダードタイプの部屋

部屋も一番グレードの低いスタンダードタイプのため、かなりくたびれた印象。

プリシアリゾートヨロンのスタンダードタイプの部屋

これで1人1泊13,500円かぁ。。しかも夕食は別。

プリシアリゾートヨロンの外観

敷地の中央にフロントと朝食会場。レストランは西側奥の海の近くにあります。

プリシアリゾートヨロン

プリシアリゾートヨロン

ミコノス広場というスペースには猫ちゃんが数匹。人懐っこく可愛かったです。

プリシアリゾートヨロン

プリシアリゾートヨロン

台風前日は綺麗なサンセットが見れると聞いたことがありましたが本当でした。紫とオレンジ色が美しい。

夕食は和食レストランぴき。ファミレスみたいという口コミも見ましたが、鹿児島料理も楽しめまずまず良かったです。

プリシアリゾートヨロンのレストランぴき

胡麻のおひたし。

プリシアリゾートヨロン

鮮魚のサラダ。

プリシアリゾートヨロンのレストランぴき

島とうがらし餃子。

プリシアリゾートヨロンのレストランぴき

キハダ鮪丼。

プリシアリゾートヨロンのお土産

売店は8時から20時。ドリンクやお菓子、お土産など一通り揃っています。
yoron亀を購入。貝でできておりメガネと帽子までかぶっています。これで200円はお買い得かも。地味に可愛い。

写真はありませんが、コインランドリーも利用しました。洗濯300円。洗剤は無料で置いてあります。
部屋干しは湿気が多く乾きづらいので、乾燥機でしっかり乾燥したほうが良さそうです。15分100円。
風が強まる中就寝。

3日目

プリシアリゾートヨロンの外観

風の音で何度も起きてしまいました。雨も降ってきて外に出られない状況に。いよいよ台風襲来です。
フロントに連絡すると朝食はランチに切り替えられるとのことなのでそうすることに。
チェックアウトの10時頃、タイミングを見計らってフロントに移動しました。

プリシアリゾートヨロンの朝食

ランチは11時から。雨で寒かったので暖かいもずくそばをチョイス。台風の通過を待ちながら頂きました。

与論島の竹丸荘の部屋

プリシアリゾートを後にし、タクシーを呼んで本日の宿、竹丸荘へ移動。
近年改装したようで、民宿ですが掃除も行き届いておりお部屋も綺麗でした。

与論島の竹丸荘の庭

お庭に展望スペースも造られていました。BBQもできるのかな。なにやら台風も過ぎていった模様。

竹丸荘で何より良かったのが部屋からの眺望。

与論島の竹丸荘からの朝日

翌日、朝日がバッチリ正面に見えて綺麗でした。

与論島の竹丸荘からの百合ヶ浜

そして何より百合が浜ビュー。眼下に百合ヶ浜の青い海を収められます。
百合が浜は中潮から大潮の干潮時に現れるそう。今回は台風ということもあり見れませんでしたが、うっすらと浜らしきものが見えました。
この日はスーパーで買い込んだご飯を軽く食べて終了です。

4日目

与論島の竹丸荘の朝食

与論島の竹丸荘の朝食

竹丸荘は8時から朝食。家庭的でシンプルな和食です。2日間美味しく頂きました。

今日も雨予報でしたが曇りだったため、ダメ元で百合が浜ツアーへ連絡。なんと催行してるとのこと!
この日の干潮は16時なので15時過ぎのピックアップ。送迎付きで1人3,000円です。

与論島の味咲の外観

ツアーまで時間があるので、お昼ご飯を求めて徒歩で赤崎海岸にある「味咲」へ。

与論島の味咲のもずくそば

与論島の味咲のもずく雑炊

与論島の味咲のマンゴーかき氷

もずくそば、もずく雑炊、与論島産マンゴーかき氷を。もずくそばはツルっとした食感がなかなか良かったです。もずく雑炊も美味。マンゴーはとても小さくトッピングされているので、味わって食べました。

与論島の味咲のメニュー

味咲のメニュー(※クリックで拡大します)

ラーメンのメニューも充実しているようで、ニンニクの香りが漂って美味しそうでした。

与論島の味咲のメニュー

味咲のメニュー(※クリックで拡大します)

変わった名前のかき氷が気になります。

与論島の味咲の猫

お店の子なのか、黒猫さんがくつろいでいました。
歩いて民宿へ戻ります。

与論島の百合が浜

15時15分にピックアップ。曇天の中、百合ヶ浜の玄関口である大金久海岸へ。

与論島の百合が浜ツアー

与論島の百合が浜ツアーのグラスボート

グラスボートに乗り、お魚を見ながら20分程で到着。途中一瞬だったので写真が撮れませんでしたが、ボートの横を泳ぐウミガメも見れました。結構な大きさ。

与論島の百合が浜

台風の翌日ということもあり、砂が流されて百合ヶ浜は海の中でした。

与論島の百合が浜

水深は膝ぐらい。滞在時間は30分程です。やっぱり晴れた日に来たかったなぁ、でも仕方ない。不完全燃焼で戻ります。

与論島の創作ダイニング福家の外観

夜は近くのお店、創作ダイニング福家さん。島の食材を使った料理が食べられます。
この周辺のご飯やさんは、福家さんしかないためハイシーズンは予約して置いたほうが無難です。

与論島の創作ダイニング福家のご飯

与論島の創作ダイニング福家

与論島の創作ダイニング福家

与論島の創作ダイニング福家

お洒落な店内で、お料理もたいへん美味しく頂きました。ごちそうさまでした。

最終日。

本日も雨。今回はお天気に恵まれませんでした。午前中は宿でゆっくり過ごし、空港まで送迎して頂きました。

与論空港の定食屋のメニュー

与論空港でお昼。

与論空港の定食屋のメニュー

与論空港の定食屋のメニュー

与論空港の定食屋のメニュー

鶏飯と、ヨロントンコロッケ定食。普通に美味しかったです。

与論空港の飛行機

14時発のJAL便で奄美大島へ。

与論空港の上空からの眺め

上空はこんなにも青空が。与論島さようなら〜!また晴れた日に来たいな〜。

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